先週から急にパソコン(自宅用Windows)が重くなってしまい、原因もわからず大変困っていました。
去年チューニングしてHDDながらも起動はすごく速くなったはずなのですが、いつの間にか起動も起動後もカリカリ鳴り続けて重くなってしまいました。
しばらくは我慢して使い続けていたのですが、さすがに作業ストレスが溜まっていきます。
これはどうにかしないとまずいな、ということで原因究明することに。
先に今回の重くなった原因と対処について紹介し、後半では原因を探すために試したことなどを紹介します。
重くなった原因はApple Inc\Cloudkit\iCloud Photos\MMCSのファイルだった
重くなった原因を調べていたらようやく見つかりました。
MMCSフォルダに謎の大きいファイルが大量にあった
今回重くなった原因は、
C:¥Users¥username¥Appdata¥Local¥Apple Inc¥CloudKit¥iCloud Photos¥MMCS
の中にサイズのでかいファイルが大量にあるのが原因でした。
(数百MB~数GBのファイルがたくさん入っていました)

MMCSフォルダは70GB近くまで膨れ上がり、Cドライブを圧迫してHDDが容量不足になっていたんですね。
Cドライブの空き容量は277MBにまで減っていました。
これでは重くなっても仕方ありません。
MMCSフォルダの肥大化はiCloudが原因か
なぜこんなに大容量のファイルたちができてしまったのか。
どうやらこのファイルはiCloudによって作成されるファイルのようです。
写真(iCloud Photos)の共有情報が他の端末(スマホやパソコン)と上手く連携されずに作成されたファイルたちなのでしょう。
そういえば自分も数か月前にiCloudで写真を共有する設定をしたような・・・
きっとどこかで共有ミスが起こってしまったのでしょう。
対処:iCloudとMMCSフォルダを削除して容量不足を解消する
iCloudが使えないのは残念ですが、重くなってしまっては仕方ありません。
元から使っていた他のクラウドサービスを利用するとして、このパソコンからiCloud関連は削除することにしました。
(他のクラウドサービスについては記事後半にて)
なお、MMCS内のファイルの削除だけでは解決しない(また自動でファイルが生成されてしまう)そうなので、「iCLoudのアンインストール」と「MMCS内のファイルの削除」の両方を行います。
iCloudのアンインストール手順
サインインしたままだとアンインストールするときにサインアウトを促されるので、先にサインアウトしておきましょう。
まずはiCloudを起動し、「サインアウト」をクリックしてサインアウトします。
(もし起動したときにサインイン画面(メールアドレスとパスワードの入力画面)が出たら既にサインアウト済みです。)
次に左下のWindowsボタンまたはCortanaから「コントロールパネル」→「プログラムのアンインストール」を開きます。
iCloudを探し、右クリックで「変更」をクリック。
削除を選択し、アンインストールを行います。
MMCSフォルダを削除
iCloudをアンインストールしてもMMCSフォルダ内の大きいファイルたちは消えませんでした。
なので、MMCSフォルダを削除します。
僕はiCloudを利用しないことにしたので、3つ上の階層の「Apple Inc」フォルダから削除しました。
まず、
「エクスプローラー」→「PC」→「Cドライブ(C:)」→「ユーザー」→「(ユーザー名)」
でユーザーのフォルダまで移動します。
上の「表示」タブをクリックし、「隠しファイル」にチェックを入れます。
すると、「AppData」というフォルダが現れます。
「AppData」→「Local」→「Apple Inc」→「Cloudkit」→「iCloud Photos」→「MMCS」
で、問題のファイルたちとご対面。
僕は「Apple Inc」のフォルダごと削除しました。
削除した結果
Cドライブの空き容量が277MBから72.2GBまで回復!
無事容量不足を解消することができました。
ディスク使用率も常時100%から0~30%ほどに減少。
動作も軽くなり、無事に解決です。
Apple IncフォルダやMMCSフォルダは削除しても大丈夫か
iCloudのアンインストールやMMCSフォルダの削除を行いましたが、今のところ特に問題ありません。
ただ、iCloudを利用する方は削除したら上手く動かないかもしれません。
削除はあくまでも自己責任でお願いします。
iCloudはmacやiphoneのデータとすぐ共有できるので便利なんですけどね・・・
ディスクを圧迫されてしまってはやむを得ません。
パソコンが重くなった原因の探し方
さて、ここからはパソコンが重くなってしまった時や、ディスク使用率が100%のままになってしまったときの対処法についてご紹介します。
いつも僕が確認することについて書くので調べたらもっとあるかもしれません。
参考程度に見ていただければと思います。
まずはウィルスチェック
何はともあれ、まずはウィルスチェックを行いましょう。
ウィルスに感染していた場合は特別な対処が必要です。
ウィルスチェックが問題なければ、次はストレージを確認します。
ディスク容量が余裕があるか確認
ディスク容量に十分な空きがないとパソコンが重くなります。
エクスプローラーでCドライブや(あれば)他のドライブの空き容量を確認しましょう。
僕は128GBのSSDでは10GB、512GBのHDDでは30GBくらいの空きは最低限確保するようにしています。
今回最初に確認したときは30GBほどあったのですが、しばらくした後に見てみると277MBに・・・
反映されにくい場合があるかもしれませんので、念のため再起動して確認してみましょう。
パソコン起動時に一緒に起動するシステムを減らす
パソコンの起動が遅い場合は、同時に起動するシステムが負荷になっているかもしれません。
「タスクマネージャー」→「スタートアップ」タブで不要なものは無効にしておきましょう。
有効になっているかどうかは「状態」欄で確認できます。
特に、「スタートアップへの負荷」欄を見て、「高」や「中」のものは起動時間に影響しやすいです。
「高」や「中」のものを無効にすることで起動時間は割と早くなると思います。
ただ、パソコンに必要なシステムの場合もあるので無効化は慎重に行いましょう。
iCloudの代わりとして使うクラウドストレージ
ここからはおまけです。
iCloudの利用を断念しましたが、iCloud以外にもクラウドサービスはたくさんあります。
その中から僕が良く使うものをご紹介します。
Google Drive
Googleアカウントと連携して無料で15GBものデータを保存できるクラウドサービス。
Googleドキュメントやスプレッドシートなどとの相性も良いので重宝しています。
他の人との共有もファイル単位やフォルダ単位でできるのでめっちゃ便利です。
Dropbox
こちらも有名なクラウドストレージサービスですね。
無料で2GB、友達への紹介やTwitterアカウントのフォローなどで16GBまで増えます。
自分は主にMac間ででMAMPの共有などに使っています。
個人的にはGoogle DriveとDropboxだったらGoogleドライブの方が使い勝手がいいかなーと感じます。
OneDrive
WindowsユーザーならOneDriveも有効な選択肢の一つですね。
OneDriveはOfficeソフト(PowerPointやWordなど)との連携が楽ちんです。
エクスプローラーから簡単に共有できるので、Windowsパソコン間で共有する場合はとても便利です。
まとめ:iCloudを利用している方はMMCSフォルダをチェックしましょう
ここ最近よく起こるのか、同じ現象で悩んでいる方が多いようです。
僕の場合はMacでiCloudが使えれば十分なので、Windowsマシンでは利用をやめました。
iPhoneの写真との連携とか簡単で便利なんですけどね。
僕はパソコンの軽さを優先しました。
もしiCloudを利用している方でパソコンが重くなったり、ディスクの使用率が100%になってしまった方は、ぜひ一度
C:¥Users¥username¥Appdata¥Local¥Apple Inc¥CloudKit¥iCloud Photos¥MMCS
を確認してみてください。
フォルダを右クリック→「プロパティ」でサイズが確認できます。
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